管理番号 | 新品 :21460990 | 発売日 | 2024/02/22 | 定価 | 10,780円 | 型番 | 21460990 | ||
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長風呂が好きな生地。シャトルノーツの生地のなかでも、特にいつも「すごいなぁ」と感じるウール縮絨の生地。海外のブランドでも人気の生地ですが、この冬の和モノづくりではこの生地でスカートを作ってみました。この生地のいちばんすごいところは、横糸はウール糸ですが縦は綿糸なところです。素材のちがう二種類の糸を使うということは、色の染まり具合がちがうし、加工による縮み率もちがいます。なので無地ならまだしも、こんなにチェックをきれいに出すのは至難のワザです。糸の染めは、まず綿糸を西脇の染め工場で染め、その糸色に合わせてウール糸を尾州で染めてもらっています。生地を織るのはシャトルノーツの本拠地・西脇市にある植山織物さん。縮んだ後に千鳥柄に見えることを計算して配置されたチェックを甘織りで織り上げます。できあがった生地は、同じ西脇にある東播染工さんに運ばれ、圧縮加工に入りますが、この圧縮がこの生地いちばんのキモ。生地幅が155センチ以上ある生地を100センチくらいまで縮めて、この独特な風合いを出しています。通常はエアータンブラー機で熱をかけて短時間で縮ませていくのですが、この生地は染色に使うサーキュラー機という機械を使い、60度ほどのお湯でもみ洗いしていくような感じで縮ませています。まず数時間洗いある程度縮ませたら、そこからは生地のロットによって縮み具合が違うので、その都度縮みを確認しながら10~15分単位で洗いをかけて調整していきます。ウールはある一定の時間を超えると一気に縮んでしまうので、一歩まちがうと生地がすべて不良品になってしまうそうです。匠の「業」があるからこそできた、ほかにはない逸品。そんな長風呂好きな生地を使ったスカートの縫製は、群馬県前橋市にあるグンオウさんにお願いしました。また、この生地は「シャトルのステンカラーコート」にも使っています。素敵なコートに仕上がっていますので、そちらもぜひチェックしてくださいね。